つむぎ種 作文紹介

今週のつむぎ種作文紹介は、「学生を取り巻くニュース」をピックアップ!

タイトル「『良い』って?」

ーー大人の「愛の経験値」どうつなぐ

二〇二五年。SNSの制限、税金の壁、デジタル化……。 子どもたちの未来を決める大きなルールが、 次々と大人たちの手で決まった一年でした。

もちろん、そこには大人の「経験」に基づいた 溢れるほどの「愛」がある。 守りたい。失敗させたくない。 その想いは、尊い責任の形です。

でも、そのルールの中に、 「彼らの本音」はどれくらいあったでしょうか?

落合博満さんが高校野球の七回制導入に寄せた、 「当事者の意見は反映されているのか」という問い。この言葉は、今の教育現場や社会に欠けている視点かもしれません。

守ることは、封じ込めることじゃない。 導くことは、押し付けることじゃない。

私は来年、もっとたくさんの「子どもたちの声」を拾いたい。 大人の知恵と、若者の本音。 この二つが対等に響き合う場所を、 コミュニティの中から作っていきたいと考えています。

📘 この作文の型は四段構成(提言作文 )

起現状提示2025年の時事を引き合いに出し、世の中が「良かれと思って(良い)」動いている現状を提示
承問題提示その「良い」の中に当事者の声がないという、隠れた違和感を。
転引用落合博満さんの「七回制」への疑問を引用し、個人の違和感を「普遍的な問い」へと昇華
結決意批判で終わらず、自分自身が「声を拾う架け橋になる」という解決策(提言)で締める。

「批判」とは、反対することではない。

多くの人は、批判を「相手を否定すること」だと考えがちです。しかし本当の批判的思考とは、反対する言葉の奥に隠れている「良い(善意)」に気づき、それを言葉にすることから始まります。

大人の「愛(A)」と、若者の「本音(B)」。 どちらかが正解で、どちらかが間違いではありません。 その両方を否定せずに、対話(C)を通じて新しい「良い」を一緒に見つける。 私は、そんな「声を拾い、編み上げる」活動を続けていきたいです。

子どもの気づきを発展させるコミュニケーション・ロードマップ

【きっかけ】 大人が決めた「早く寝なさい」「野菜を食べなさい」という「良いこと」から始めてみましょう。

✅ コミュニケーション例: 「お母さんは早く寝るのが体に『良い』と思うけど、〇〇ちゃんにとっての『最高に良い時間』っていつかな? その時はどんな気持ち?」

📌 ポイント: 自分の「快・不快」を言葉にすること。大人の正論と自分の気持ちが「違ってもいいんだ」という安心感を育てます。

【きっかけ】 学校のルールや、みんなが決めた「当たり前」に目を向けてみましょう。

✅ コミュニケーション例: 「廊下を歩くのは安全で『良い』って言われるよね。でも、もし〇〇君がルールを作る側だったら、みんながもっと楽しく過ごせる『新しい良いルール』をどう作る?」

📌 ポイント: 「当事者の視点」を持つこと。落合博満さんが指摘したように、「決める側」と「守る側」の両方の立場を想像する力を養います。

【きっかけ】 2025年の時事ニュース(SNS制限や103万円の壁など)を題材にしてみましょう。

✅ コミュニケーション例: 「大人は『守るため(=良いこと)』にSNSに制限をかけようとしているけれど、実際に使っている君はどう思う? 大人の『愛』と君たちの『本音』、両方を大事にするにはどうすればいいかな?」

📌 ポイント: 異なる意見の統合。社会の「良い」を疑い、客観的なデータ(読解力グラフなど)と自分の実感を掛け合わせて、自分なりの「提言」を作る準備をします。

適性検査風問題 チャレンジしよう!

テーマ:デジタル化が進む社会で、私たちは「情報」とどう向き合うべきか

【問題設定】

2025年、日本では「デジタル教科書」の本格運用が始まり、大学入試でも「情報I」が必須となりました。一方で、資料(PISA調査グラフ)を見ると、デジタル端末の使用時間と読解力には大きな関係があることがわかります。これらのニュースと資料を踏まえ、あなたは今後どのようにデジタル端末を活用していくべきだと考えますか。二段落構成(400字程度)で書きなさい。

模範回答例

 2025年は、学校でのデジタル教科書の導入や入試での「情報I」新設など、私たちの学びが大きくデジタル化した一年だった。資料のグラフを見ると、デジタル端末を学習目的で「一日一時間程度」活用する生徒の読解力スコアが最も高い。しかし、利用時間が五時間を超えると、全く利用しない生徒よりもスコアが低くなるという結果も出ている。つまり、デジタル化は便利である一方で、使い方を誤ると私たちの「考える力」を低下させる恐れがあるといえる。  私は今後、デジタル端末を「答えを探す道具」としてだけでなく、「自分の考えを深める道具」として活用したい。単にネットで検索して終わるのではなく、得た情報をノートに書き写して整理したり、家族と議論したりする時間を大切にしたい。情報の波に飲み込まれるのではなく、自ら時間をコントロールし、対話や思考の時間を確保することこそが、これからの情報社会を生きる私たちに必要な態度だと考える。

小学生の時事力は親子会話でも身につきます!
ぜひ、ご家族で時事についてコミュケーションをとってみてください😊

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作文は、考えをまとめ、表現する力を養います。

「どう書けばいい?」のと迷うことは考えている証拠です。

書く前に大切なこと、それは「意見を引き出す」ことです。

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